captain_ark_haruhi

『ARKの女帝』

Chapter 10:龍脈の診察 (Diagnosis of the Dragon Vein)

黄金色の邪気が渦巻く大通りを、私たちは進んでいた。「ひっ……! こ、こっち見ないでよぉ……!」 リナが私の背中にしがみつき、小動物のように震えている。  通りの両脇には、半ば石化した住民たちが、亡霊のように立ち尽くしていた。彼らは襲ってはこ...
『ARKの女帝』

Chapter 11:大地の神闕(しんけつ)と五芒星の結界

塔の重厚な扉を蹴り開けると、熱帯夜のような、むせ返るほどの生温かい風が吹き付けてきた。「うっ……! 何、これ……血の匂い……?」 リナが鼻を押さえて顔をしかめる。 無理もない。塔の内部は、まるで巨大な生物の胎内のようだった。吹き抜けになった...
『ARKの女帝』

Chapter 12:新生の箱舟と女帝の帰還

5つの光柱――狂わされた「五行」の結界を前に、私は両手に構えた銀鍼を一閃させた。 木・火・土・金・水。 ジェミの演算と私の感覚をクロスオーバーさせ、同時に経絡へアプローチを仕掛ける。バチィッ!! 「くっ……!」 激しい火花と共に、鍼は弾き飛...